体と心の痛み・苦しみをとり、自立を助ける
 キララ鍼灸院
円山
札幌市中央区
健康保険  労災保険指定施術所


  コロナウイルス、インフルエンザ、ガンの鍼灸施術
 鍼灸で免疫力を高める
 第1回 全体の説明
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概要


免疫力を高めると、コロナウイルスやガンの発病予防と回復を促進できます。 免疫力を高める鍼灸のセルフケアの方法と理論を紹介します。


免疫は身体の中で起こる化学反応

免疫を突き詰めて考えると、それは、身体の中で起こる化学反応と言えます。

身体の中で起こる化学反応の視点で、免疫を高める鍼灸の方法と理論を説明します。



免疫を高めるとは


ここでの免疫とは、全ての免疫細胞の活動を高めることをいっています。

ナチュラルキラー細胞、自然リンパ球、マクロファージ、B細胞、T細胞、単球、顆粒球、樹状細胞と赤血球、血小板も含みます。 そして一般細胞もです。 これらの化学反応を高めることを考えてみます。


体温を高める

免疫、すなわち身体の中で起こる化学反応は、温度が上ると高まります。 体温を高めることが重要です。 体温が36度以下の冷え症では免疫力が大きく低下しています。


呼吸を高める

免疫は化学反応なので、反応するもの同士を近づけたり、生成物を移動させたり、廃棄するにはエネルギーが必要です。 身体のエネルギーの1つが酸素です。
深い呼吸ができると酸素の摂取量が高まり、エネルギーが高まり、免疫が高まります。


食べ物

もう一つのエネルギーの元は、食べ物です。
バランスの取れた良質な栄養を食事でとると免疫力が高まります。
もちろん十分な量も取る必要があります。


栄養の運搬の血液

免疫の化学反応が起きている場所にエネルギーを届ける必要があります。 エネルギーは酸素と、食物からとった栄養です。

そのエネルギーの運搬を担うのが血液です。 血液の血流が増えると、エネルギーの運搬量が増えて免疫力が高まります。



ストレスと取り除くと免疫が高まる

不安などのストレスは免疫力を下げ、病気を引き寄せます。*2),*3)
特に慢性ストレスは免疫を大きく低下させます。

ストレス下では、交感神経が過剰興奮して、血管を収縮させて、エネルギー運搬の血流を低下させます。 また血流低下は冷えを作りだします。 ストレスが作りだした筋肉のコリは、呼吸に関わる筋肉の動きを狭めます。 呼吸が浅くなります。 酸素摂取量の低下です。

リラックスすると、血流が高まり、体温が上がり、呼吸も深くなります。
身体で起きている免疫の化学反応が高まり、免疫力が高まります。 副交感神経が優位になります。



超リラックス

不安感を下げ、更に免疫力を高めるには、一時的に「超リラックス」を作りだします。

単なるリラックスでなく、「超リラックス」であることが重要点です。
これによりストレスによる身体の痛み、苦しみが改善されます。

それには、自律神経の副交感神経のツボのある耳とその周囲を温熱刺激や、指圧刺激します。 副交感神経を少し過剰的にダイレクトに高めます。 主にお灸と指圧(マッサージ)です。

「超リラックス」がコロナウイルスやガンの発病を予防し、また病気からの回復を促進します。



コロナウイルス、インフルエンザやガンの
予防と回復の鍼灸施術
 セルフケアの概要


コロナウイルス、インフルエンザやガンの予防と回復の鍼灸のセルフケアをお伝えします。 今一番必要とされている情報と考えています。
詳しいやり方や場所については、セルフケアの詳細の記事で確認して下さい。


耳にお灸

ストレスで過剰興奮している交感神経を鎮めます。 それには、副交感神経に直接的な刺激を与えます。

脳に副交感神経の刺激を伝える迷走神経、顔面神経、舌咽神経の反応点が耳とその周囲にあります。 それで耳とその周囲を適切に刺激をすると、自律神経の副交感神経を高めることができます。 副交感神経が高まるとナチュラルキラー細胞の活性数が高まります。 今回は治療を目的にしているので、少し過剰気味に副交感神経を高めます。


セルフケアでは、主にお灸による熱刺激を与えるます。 その代用として自分の指でマッサージも提案しています。



夜寝る前に行って下さい。

自律神経は、一日の内で変動します。 夜に副交感神経が高まります。 夜寝る前に行うと効果的です。


3つのやり方

3つのやり方を提案しています。 どれか一つを行うだけでいいです。
またお灸とマッサージを組み合わせて行ってもいいです。

1.ペットボトル温灸
耳の後ろ側とその周囲を首をペットボトル温灸で温めます。
ペットボトルのお湯の熱量は、貼るお灸(台座灸)と比べ大きいので、広い範囲に熱が届きます。 効果も期待できます。

2.耳に貼るお灸(台座灸)をします。
最適の場所は耳の裏側です。
それが難しい人は、耳の前の耳たぶでもそれなりに効果は期待できます。

3.耳たぶを指でマッサージします。
自分の指でマッサージするので、コストは掛かりません。
時と場所を選ばず、本当にお手軽にできます。 頻度も多くても大丈夫です。



「セルフケアの詳細記事」にジャンプ、ここをクリック




白血球の自律神経支配(安保理論): シンプル版

世界的な免疫学者であった元新潟大学 教授の安保 徹先生が、1996年に発見された、「白血球の自律神経支配」の理論があります。*10) その理論を使っています。

簡単に言うと、ストレスが多いと自律神経の交感神経が優位になり、免疫力が低下します。 冷えを作り病気を呼び込みます。 リラックスな生活をすると病気に成り難いです。

身体の自律神経の副交感神経が高まると、白血球のリンパ球が増えます。 白血球のリンパ球にナチュラルキラー細胞が含まれています。


鍼灸施術(お灸)で自律神経の副交感神経を高めて、ナチュラルキラー細胞量を増やします。 耳の周囲のツボや反応点から刺激を伝え、迷走神経、舌咽神経、顔面神経経由で副交感神経を高めます。



注釈: 情報源のホームページ、参考文献


青色の太文字をクリックすると情報源のホームページに飛びます。


1) ナチュラルキラー細胞

NK(ナチュラルキラー)細胞と食品成分
大阪市立大学大学院生活科学研究科長寿社会総合科学講座より抜粋



2) 不安によって癌の重症度が高まる

海外がん医療情報/スタンフォード大学 2012年6月1日


3) ストレス多いと乳がん悪化

2019年7月9日 朝日新聞デジタル記事より抜粋


4) ナチュラルキラー細胞の免疫療法

第15回市民公開講座 質疑応答:講演1
順天堂大学医学部付属順天堂医院 がん治療センターより抜粋



5) がん細胞は、1日に5000個もできます。

東京都福祉保健局
「がんって何?」より抜粋



6) ナチュラルキラー細胞の細胞傷害機構

ウィキペディアより抜粋

NK細胞の細胞質の顆粒には、パーフォリンやグランザイムなどのタンパク質が含まれており、これが細胞傷害活性の中心的な役割を担う。パーフォリンは傷害する細胞のごく近くで放出され、細胞膜に孔を開けてグランザイムや関連分子が中に入れるようにする。グランザイムはセリンプロテアーゼであり、標的細胞の細胞質でアポトーシスを誘導する。免疫学においてアポトーシスと細胞溶解の区別は重要である。ウイルスに感染した細胞を溶解するとウイルス粒子が放出されてしまうが、アポトーシスならば内部のウイルスを破壊することができるからである。



7) 自然リンパ球

Nature ダイジェスト 2014 「自然リンパ球の開拓者」より抜粋


8) 盛んな自然リンパ球の研究

京大 「自然リンパ球関連疾患の探索研究より抜粋


9) アトピー、花粉症の人は、がんになりにくい

「J-CASTニュース」2016/3/31 より抜粋


10) からだを守る白血球の自律神経支配

2002年 安保 徹 新潟大学大学院教授
 第51回 全日本鍼灸学会学術大会より抜粋



11) 一番最初に5分もしないうちに出てくるのはNK細胞

特別講演 奥村 康先生(順天堂大学医学部免疫学)より抜粋


12) 慢性ストレスではNK 細胞活性の低下または NK細胞数の減少

専門医のためのアレルギー学講座  「脳と免疫系とのクロストーク」
九州大学大学院医学研究院心身医学 須藤 信行先生 より抜粋


一般に急性ストレス時においては,末梢血中の NK 細胞活性の亢進やリンパ球 CD4/CD8 比の低下(CD8 細胞数の上昇)が報告されている。 一方,慢性ストレスではNK 細胞活性の低下または NK細胞数の減少がほぼ一致した所見として認められている。


13) そのナチュラルキラー細胞数は加齢によっても減少ぜずに、むしろ増加する
安保  徹  新潟大学大学院教授

書籍 「自律神経と免疫の法則」の「胆癌患者とNK細胞の章」より抜粋

若い時は、NK細胞や胸腺外分化T細胞が少なく、加齢とともにこれらはゆっくりと増加してくる。*14)*15)


14) Age-dependent increase of extrathymic T cells in the liver and their appearance in the periphery of older mice.

T Ohteki, R Okuyama, S Seki, T Abo, K Sugiura, A Kusumi, T Ohmori, H Watanabe and K Kumagai

The Journal of Immunol September 1, 1992, より抜粋


15) Ontogeny and development of extrathymic T cells in mouse liver.

T Iiai, H Watanabe, S Seki, K Sugiura, K Hirokawa, M Utsuyama, H Takahashi-Iwanaga, T Iwanaga, T Ohteki, and T Abo

Immunology. 1992 Dec; 77(4): 556・63. より抜粋



16) 24時間後には1万個ものウイルス

今さら聞けない「ウイルスと細菌と真菌の違い」 第25回血液学を学ぼう!
近畿大学病院 2017.3.27より抜粋


ウイルス粒子はひとつの細胞から約1000個作り出されるともいわれ、体内に侵入してから24時間後には1万個ものウイルスが発生する。


17) ウイルス感染細胞はMHC-Iが低下

リウマチとNKG2Dレセプター・リガンド
2009年 臨床リウマチ医のための基礎講座
神戸大学大学院保健学研究科病態解析学 吉田 幸祐先生 より抜粋


腫瘍やウイルス感染細胞はしばしば細胞表面上のMHCが低下あるいは欠失する一方,活性化リガンドを発現する.そのような場合には抑制性レセプターは作動せず,活性化シグナルを強く受け取ることになり,結果として,腫瘍やウイルス感染細胞は排除されることになる。


18) MHC-Iは10万単位で発現する

MBL社ホームページ

私たちの細胞の表面には、MHCという糖タンパク質がたくさん(細胞1つあたり10万の単位で)発現しています。ヒトにおけるMHCのことをHLA(Human Leukocyte Antigen; ヒト白血球抗原)といいます。


2020/02/22 作成
免疫を身体の中で起こる化学反応と見なす内容で大幅に更新2020/03/30
免疫細胞の一部(B細胞とT細胞)説明を加筆 2020/03/31
ちょっと詳しい免疫の章を削除 2020/04/13