筋肉のコリと痛みの症例
首コリ、肩こり、五十肩、肩甲骨周囲のコリ
腰痛、膝痛、足の裏、背中のコリ痛み
はじめに
個人情報保護と患者様のプライバリーの保護を優先する方針でやっております。 それで詳しい個別の症例を掲載できませんが、皆様の切実な関心事項と疑問点を解消するような内容を掲載します。
うつ病の治療実績データは単年と4年間をまとめデータです。
皆様の切実な関心事項と疑問点
ネット検索でここに来られた皆様の、症例に関わる関心事項と疑問点を下にまとめます。
- 「本当に治るの?」
- 「実績は?」
- 「治るにしても期間や回数?」
これらの疑問点の回答となる内容を記載します。
ホームページの情報と実際に体験して、自分に合う、合わないを判断して頂ければ幸いです。
筋肉疾患全般
キララ鍼灸院では、筋肉のコリをハリで徹底的に取る施術を行っています。 コリが取れると血流が回復して、痛みと苦しみが解消でします。
その治るスピードは他と比べて早いと自負しております。 一概に言えませんが、標準的な局所の筋肉疾患の場合は、大体8割から9割が数回(2回から3回、週に1度の頻度)、1月程度で治っています。
筋肉疾患であれば、当り前のように多くの人が治っております。
筋肉疾患と少し毛色の違う手の腱鞘炎も早期で酷くなる前であれば、同じ筋肉疾患として施術して15分程度、1回か2回で治ります。
例外
ただし高齢者の方は、老化により筋肉の回復が遅い、回復しきれないことがあります。
あるいは、筋肉のコリが極度に進行して、筋肉組織の繊維化が進行している方は除きます。
この例外に関しては、下記で説明する、個別の部位の症例でも同様です。
首コリ
慢性的な首コリが主訴の方が多く来院して頂いております。
長年に渡る慢性的な首コリ、それ以外の身体はほぼ大丈夫の方です。 その様な方は、1回の施術で痛み苦しみは5割になります。 数回(2回から3回、週に1度の頻度)の施術で、一応首コリの治療は完了です。
首コリの解消を目的で来られた患者さんは、大体数回の施術で満足されて、治療を終了されています。
肩こり
慢性的な肩コリを数多く治療しております。
肩こり単独というより、首コリ、背中のコリ、うつ病などの治療の一環として行っております。
肩は筋肉の走行が複雑に絡みあっています。 施術的には難しい箇所です。 姿勢等の生活習慣からコリを取っても取っても、コリが戻ってしまい、どうしても取り切れないコリが残ってしまうことも多いです。
肩コリによって生じている目先の辛い症状を3回から4回の施術で取り除く感覚です。 肩コリ単独の施術を言うより、他の不調の場所と合わせて施術を行います。
肩甲骨周囲のコリ、背中のコリ
肩甲骨周囲や背中のコリには、東洋医学で有名がツボが多くあります。 そのツボの位置と肩甲骨周囲の慢性的なコリの位置はおおよそ一致します。
毎回、施術が終わった時に、「息が楽になり、身体が軽い」を目指しています。
多くの方に言われております。
肩甲骨周囲と背中のコリの直ぐ下には肺があり、筋肉深部のコリを狙う深く刺すハリでは気胸の危険性があります。施術法に制限ができます
それで部分的にはしっかりしたハリもしますが、胸郭(肺と肋骨)の筋肉の広範囲にコリを探して安全安心の浅いハリも多用しています。胸郭の筋肉の柔軟性を高めて呼吸の動作をスムーズにする施術です。
肩こりと合わせて行います。1回でも効果はありますが、全体の施術回数は3回から5回が望ましいです。
腰痛
ぎっくり腰と、慢性腰痛の患者様が来院されます。
ぎっくり腰
ぎっくり腰は急性の病です。 突然激痛が走り、身体が動かなくなります。 それで慌てて駈け込まれます。 最初の1回で痛みと可動域が5割程改善します。
痛みが強く、身体が十分に動かせないという緊急性もあるるので、2回目は数日後です。 そこでかなり楽になります。 その後は1週間後です。
全体の施術回数が3回から4回程で、8割から9割改善します。 まだ少しは部分的に痛みの箇所はあり、可動域の制限はありますが、日常生活はほぼ普通にできるようになります。
治す立場で言えば、もう少し続けて来て、しっかり治して欲しいところですが、大体3回か4回で満足されて治療は終了にされます。
ぎっくり腰は慢性腰痛が背後にある
ぎっくり腰を発病する方は、実は慢性腰痛をお持ちです。 ぎっくり腰の痛みが一時的に解消できても、慢性腰痛の解消はもう少し回数が必要です。
慢性腰痛
整形外科や他の治療院で、痛みが解消されない方が来院されます。 どちらかと言えば症状の重い方が多いです。広範囲に腰部の筋肉にコリがあります。
大体2回程で痛みが5割程になります。 ぎっくり腰と違って、まったく身体が動かせないという訳ではありません。 緊急性はありませんので、2回目は1週間後です。 4回目以降で大分身体が楽に動かせます。 腰部の痛みも大きく低減します。
完全完治には、週に1回で、8回から12回は必要ですが、多くの患者様は3回から5回で満足されて治療を終えられます。
流石に3回は
「慢性腰痛で流石に3回は早や過ぎです。 最低あと数回は続けると予後がいいのになー」と思うことが多いです。
足の痛み、膝周囲の痛み
足の痛み、膝周囲の痛みの治療は得意です。
日常生活の歩行や立ち仕事で、太腿から膝まで、膝から足首までの筋肉は緊張でコリが生まれ易いです。 そのコリが下肢の痛みを生んでおります。
首コリ、腰痛などの筋肉疾患と同じ治療法です。 ただし日常生活で足は常に加重が掛かった状態となっています。 それで施術後の患部の安静が難しく、回復までの期間が少し延びます。
大体2回から3回で痛みが5割程に低減します。4回から5回で日常生活できる程度の痛みになります。
足のコリを取ってアンチエージング
昔から「老いは足から来る」と言われています。いつも治療で患者様の足の状態を見ているので、それが良く分かります。
身体最大の筋肉の太ももから膝を通って足首までの血流が改善すると、全身の血流が改善に繋がります。それはアンチエージングと言えます。
「股関節の人工関節置換手術がしたくないので、ハリ施術で何とかならないか?」と来院される患者様がおられます。
人工関節置換手術が話を受けた時点で身体はかなり傷んでおります。傷んでいると控え目に言っておりますが、実は股関節以外の身体もボロボロで老化が進んでいます。全身の筋肉にコリがあって血流が低下しています。
そのアンチエージング(若返り)を目指す治療となると徹底的に全身のコリを取り除く事になります。足だけの施術でも3回から5回ほどかかります。全体で10回位の施術回数になります。 食事指導もしっかりします。
足のザワツキ感覚
うつ病や自律神経失調症の患者さんの中で、「足のザワザワ」を訴えられます。 場所は膝の下からふくらはぎあたりまでが多いです。 膝の直ぐ上の太腿のザワツキもあります。 酷い場合には、太腿から足首までが広範囲に「ザワザワザワザワ」します。
足のザワツキ感覚は、うつ病や自律神経失調症で損傷を受ける脳の視床下部から生まれることが分かりました。視床下部は感覚情報を束ねるところなので、感覚過敏、感覚異常が発生しています。うつ病の症状が重くなると、視床下部の損傷の大きくなり、足のザワザワの範囲は広くなります。
足のザワツキ感覚を単独では治せません。うつ病や自律神経失調症の治療がある程度進んだ後に、足のザワツキを狙って治療をします。
軽いうつ病と自律神経失調症であれば、上手く治療ができると10分から15分、1回の施術でほぼ症状が消えます。「ザワザワ」が広範囲の及ぶ場合は、30分程かかります。狭くても、どちらも数回の施術で完了します。重いうつ病であればザワザワが消えるまで少し時間が掛かりますが、いずれ消えます。
足の裏の痛みと違和感
足の裏の痛みが主訴(今一番苦しんでいる症状)の患者さんは来院されません。
しかし、首コリ、肩こり、腰痛、うつ病、自律神経失調症を主訴とした来られた患者さんが、その治療の途中で思い出したように、「そう言えば、足の裏に薄皮が張り付いているような感覚がする」や「足の裏がつる」と言われ、そして「それも治して欲しい」と言われます。
主たる治療ではなく、空き時間で行う、補足的な治療となります。 言葉は悪いですが、おまけの治療です。 時間も10分から15分で、1回か2回の施術で痛みと違和感などの症状がなくなります。
五十肩
一般にいわれている治療期間
五十肩は、治癒に予想以上に時間の掛かる疾患です。 五十肩の痛みが継続します、通常は6カ月以上で、多くは1年ほどです。 酷い場合には、1年半ほどです。
遠隔のツボ
私も最近、五十肩を発病しました。 その痛み、苦しみを実体験として理解できました。
自身の発病前は、私が行う五十肩の施術では、肩周囲の痛みとコリのポイントにハリをしていました。 自分の体験を通じて、それだけでは、不十分であることが理解できました。
その後、五十肩や肩関係の患者さんを多く経験して、今では五十肩の治療は得意です。 肩周囲だけでなく、全身の血流改善の全身施術を使い治療期間と施術回数の短縮ができています。
標準的な治療回数
個人差があるので一概に言えませんが、最初の1回から2回で痛みなく腕を動かせ範囲が大きく広がります。
しかしまだ腕を広く動かすと少し痛みが残っています。ちょっとつらい感じです。そのちょっとつらい感じを全部で5回から7回でほとんど取って、日常生活が普通に出来る事を目指しています。
その後は自然治癒力で完全回復を待ちます。期間は3カ月から6ヶ月です。同時に自然治癒力を高める食事療法の指導もします。普段の食事内容が悪いと治るものも治りません。重要です。
(症例を全面改訂 2021/2/22)
(五十肩、肩甲骨周囲、下肢を改訂 2023/3/31)
(足のザワツキを改訂 2024/2/23)