明日の身体と心の自立を助ける
 キララ鍼灸院
円山
札幌市中央区
健康保険  労災保険指定施術所


  自律神経失調症
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概要

キララ鍼灸院では、自律神経失調症に対して、はり、お灸、刺絡を適切に組み合わせた施術をしております。 それにより早く高い効果が期待できます

3つの点に注目することで、早く、高い効果を生み出しております。

1. 首のコリを取る
脳に対する血流を高め、脳からの老廃物の排出を高めます。

2. 手足の指の冷えを改善する。
脳の自律神経の中枢の視床下部に刺激を与えて、指の冷えを取ります。
その場で、指の温度変化がわかります。 身体の体温上昇が始まり、理想とする体温に戻ろうとする動きがでます。 自律神経の調整の回復状況が確認できます。


3. 不眠を改善する。
不眠には、お灸による集中施術 を行います。 数回の施術内で確実な効果を感じて頂けると考えています。



自律神経失調症の症状

人が生きる上で最も重要な呼吸、血液循環、睡眠、体温調整、代謝などの自動制御の不調の病気が、自律神経失調症です。 その自動制御の中枢は脳の視床下部にあります。 それが不調となると、いろいろな複数症状が同時に現れます。

例えば、個別の症状では、常に疲れが抜けない、または疲れやすい、不整脈、動機、血圧が安定しない。顔のほてり、頻尿、便秘、手足のしびれ。 そして不眠です。

メンタル的な症状では、不安感、イライラなどです。

それらの複数の症状が同時に重なって現れるので、ひじょうに辛く、苦しいものとなります。



主とする症状

さまざまな複数症状が同時に発生する中で、どの症状を主として着目するかが重要となります。

キララ鍼灸院では、首のコリ、手足の指の冷えとしびれ、そして不眠に着目して、施術を進めます。

その症状が改善するにつれて、それ以外の症状も同時進行で改善していきます。



バランスの崩れ

一般の自律神経のイメージは、交感神経と副交感神経は、遊具のシーソの両端に乗っています。 2つの重さのバランスが取れて、シーソ板が平行になっているのがよい状態です。
自律神経の遊具シーソのバランス・イメージ


自律神経失調は、交感神経と副交感神経のバランスの崩れと理解されています。 自律神経失調になると、それが極端に一方が揚がって、もう片方が下がっているイメージです。

自律神経失調の遊具シーソの単純イメージ



従来の施術の問題点

リラックスを作る

病気で多いのは、ストレスによる交感神経の過剰興奮です。
シーソでは上がって側が交感神経です。

はり施術で、筋肉の緊張を取り、交感神経の過剰興奮を取り除く方法です。 筋緊張が取れて、リラックス状態が作れます。

交感神経の興奮が下り、下がっている副交感神経が自動的に持ち上がります。 それで自律神経のバランスが取れるはずという考えです。


扁桃体が極度の過剰興奮状態

普通はその手法で上手くいきます。 しかし、扁桃体が極度の過剰興奮状態にあるようなメンタル疾患の患者さんでは、副交感神経は確かに上がりますが、同時に交感神経も上がってしまい上手くいきません。


血圧と心拍数態

極度の刺激に対する過敏性なので、はりの刺激が、交感神経も引き上げてしまします。

それは施術の前後で、血圧と心拍数と測定すると、具体的な数値の結果として、はっきりと分かります。


優しいはり

その特殊なケースでの副交感神経に対する方法が上手くいかないなら、それでは反対にと、交感神経の過剰興奮の鎮痛に方針に変えます。

優しいはり施術で(接触はり)、交感神経の過剰興奮を取ろうとしても、刺激量が少ないので、短時間では、目に見える効果を得れませんでした。



単純なシーソーのイメージでない

治療を行って分かったことは、身体が行う自律神経の調整は、もう少し複雑なものでした。

例として過敏性腸症を取り上げます。 ストレスにより、一日に何回もトイレに行く下痢が症状となります。 ストレスにより交感神経は過敏になっています。

もし自律神経が、シーソのイメージ通りであれば、副交感神経は抑制されているはずです。 交感神経が上がって、副交感神経が下がったイメージです。

しかし下痢が起きることは腸の蠕動運動の過剰が起きています。 腸の蠕動運動は、副交感神経支配です。 副交感神経も同時に亢進しています。*1)

ちょっと単純なシーソーのイメージからずれています。



交感神経と副交感神経の両方が上がる

過敏性腸症のストレス化では、実は、脳より交感神経と副交感神経の両方の神経伝達物質がでます。

もしストレスで交感神経が一方的に高かまると、シーソの一端が極端に上がった状態になります。 そのままでは、もう片方の副交感神経は極端に下がって、生物としての生存のバランスがとれません。

一時的なバランスを取るために、副交感神経も同時に持ち上げる代償補正のような働きが生まれます。 人の身体では、常にバランスを取ろうとする力が働きます。

過敏性腸症の例から分かるように、自律神経の調整は、単純なシーソー理論だけでは捉えきれません。



実際の自律神経のイメージ1

施術を通じて、分かったことを伝えます。 私のイメージです。

自律神経の遊具シーソの実イメージ

ベースの考え

交感神経の過剰では、揚がった交感神経(A)を少し下げると、反対側にある副交感神経が同じ割合(B)で下がります。 ( A=B )です。


軸の高さも変わる

シーソ板が真ん中の支点を軸として、上下するだけではなく、もう少し複雑な動きになります。

図の(C)の部分の動きです。 シーソの板の支点の支える柱の高さが変化します。

症状によって軸が上がっている場合と下がっている場合があります。



交感神経の過剰興奮のイメージ

シーソ板が反っている

もう一つのイメージは、本来まっすぐなシーソ板の片一方だけ反り揚がっているイメージです。

下の図は、リラックス時の自律神経を表しています。 副交感神経が優位になり、交感神経は低下して下がっていますが、板が反り返って交感神経も上がった状態になっています。

交感神経の興奮状態がリラックス時にも残っているイメージです。


交感神経だけを下げる

施術は、反り返っている板を、真っすぐにします。 片側の交感神経だけに作用するピンポイントの施術が必要です。



交感神経過剰興奮のイメージ



花粉症、慢性鼻炎の自律神経のイメージ

花粉症、慢性鼻炎のアレルギー症状を、自律神経支配で考えてみます。 私見です。


副交感神経過剰

日中は、心身の活動期になります。 活動期は交感神経が上がって、副交感神経は少し下がった状態です。

仕事をしたり、身体を動かしたりしている活動期なので、ちょっとしたアレルギー源に反応して、目のシクシク、涙、鼻水が出ては困ります。 副交感神経は、下がって、余り反応しない状態を期待しております。

下の図は、心身の活動期で、交感神経が優位になり、副交感神経は下るはずが板が反り返って上がった状態になっています。

常に副交感神経の興奮状態が残っているイメージです。


副交感神経だけを下げる

はりとお灸は、癒しという言葉で代表されるようなリラックス状態(副交感神経の優位)を作ることは得意です。 しかし今回は、常時極端に上がっている副交感神経だけを下げることが必要です。

施術は、反り返っている板を、真っすぐにします。

花粉症、慢性鼻炎の自律神経のイメージ



キララ鍼灸院での施術

ベストな方法は、交感神経にだけに対するピンポイントの施術と、副交感神経だけに対するピンポインの施術となります。

それと上の図にありようなシーソの軸に相当する部分に対する施術が重要となります。



副交感神経の過剰興奮の抑制

施術に刺絡を組み入れることで、今までできなかった副交感神経の過剰興奮の抑制をピンポイントですることもできます。

刺絡により身体の状態が良くなった後に、お灸をすることで、更に早く効果を出せることが可能になりました。

今までが、ジワリジワリと這うか、歩くような時間のかかるアプローチだったのが、いっきに自転車で高速化できたようなものです。

残念ながら、エンジン動力を用いる車のスピードとはいう訳にはなりません、自己治癒力と言う自力でこぐ自転車です。

しかし今まで西洋医学ではなかなか手だてがなかった慢性病に対して、自転車のスピードで、進める手だてが見つかったことは大きいと考えています。



注釈: 情報源のホームページ、参考文献

青色の太文字をクリックすると情報源のホームページに飛びます。


1) ストレスは交感神経も副交感神経も高める

腸内細菌学会ホームページ用語集、「脳腸相関」からの抜粋
ストレスによって消化管機能障害を呈する過敏性腸症候群では、ストレス刺激によって誘発されたCRFは視床下部や脳幹にあるCRF type 2受容体を介して胃・十二指腸の運動を抑制するが、一方、CRFはCRF type 1受容体を介して結腸運動亢進を起す。



大幸薬品ホームページ、学術情報の「ストレスとは」からの抜粋
ストレスにより誘発したCRFはPVNや延髄の孤束核・迷走神経背側核(dorsal vagal complex, DVC)にあるCRF type 2受容体を介して上部消化管(胃・十二指腸)の運動を抑制すると考えられています。 一方、CRFはCRF type 1受容体を介して下部消化管(結腸)の運動亢進を起すと考えられています。その作用機構の中心部位は、PVNとDVCにある内臓運動性核(dorsal vagal motor nucleus, DVMN))です。この副交感神経の興奮は消化管の筋層間神経叢(Auerbach ganglia, myenteric plexus)を刺激し、結果として平滑筋の収縮が起こると考えられています(図1)。これがよく言われています“脳腸相関”です。

2019/9/17 改定
2019/10/02 注釈:情報源の追加