トラウマのPTSD、パニック症
起立性調節障害の鍼灸治療
(新規作成日 2024/2/20)
(更新 2024/10/04)
トラウマのPTSD
トラウマのPTSDの完治実績 2024年
患者さんは10年以上前からPTSDでトラウマのフラッシュバックで苦しんでおられました。直近の1年のひどい時は、一日100回ほどのトラウマのフラッシュバックがありました。日常生活と勉強が満足にできません。
付随する症状は、軽度のうつ病、激しい睡魔、予定管理出来ない、時間感覚が悪い、判断力、集中力がない。パニック症もありました。
メンタル薬は飲んでいません。
信じられないと思いますが、それが1月目の4回の施術で、トラウマのフラッシュバックがゼロになりました。うつ症の不安症状は2か月目に消えました。
3ヶ月目からの8カ月間は経過観察です。トラウマのフラッシュバックが起きそうな気配は数回ありましたが、実際には起きていません。ゼロを保持しました。
睡魔、予定管理、時間感覚が悪い、判断力と集中力、パニック症は治療開始から少しづつ改善しました。 治療開始から10ヶ月後にそれらの症状が全て消えました。 元気な健康体に戻りました。 PTSDが完治しました。
施術は週に1回で2カ月しました。最初の2カ月で身体の大きな不調部分は取り除けましたが、まだ十分ではありません。 その後の経過観察の8カ月間は、施術の頻度を2週に1回、3週に一回と、1月に一回と身体の状態を見ながら少しづづ伸ばしました。 最後の施術頻度は2月に1回でした。
PTSDの全治療期間は10カ月です。 総施術回数は13回です。
PTSDのストレスで脳に傷
1月の治療でトラウマのフラッシュバックはゼロになりましたが、判断力と集中力は正常レベルの30%から40%までしか回復していません。 その他に予定管理出来ない、時間感覚が悪いが残ったままです。
PTSDのストレスで脳が損傷しています。 脳の傷です。脳の傷で脳機能が低下しています。十分に働かない状態です。
経過観察の期間を通じてトラウマのフラッシュバックはゼロを保ちました。 判断力と集中力も少しづづ改善して10カ月目には正常値の80%まで戻りました。パニック症は気が付けば消えていました。
知力の判断力と集中力が正常値の80%のレベルですが、患者さんは完治と言い切っています。 確かに100%ではありませんが、生活と勉強で不自由はありません。 残りの20%は無理をしないで生活すれば、時の経過と共に自己治癒力で戻ると考えました。 治療を完了しました。
脳神経幹細胞がPTSDのストレスで出来た脳の傷を治しました。損傷した脳が回復して脳がしっかり働けます。
勉強の効率が劇的に高まりました。気になる身体の違和感もありません。元気な健康体です。 PTSDが完治しました。治療終了です。
脳の傷を治す脳神経幹細胞
脳神経幹細胞による脳の傷と機能の回復には最低6カ月は必要です。今回は激しいPTSDなので治療には1年程度は必要と予想していました。
だいたい予想通りの治癒経過でした。その期間中は脳への血流が低下しないように、しっかりハリ施術で血流を高める必要があります。それとコルチゾールの過剰分泌を抑制する必要があります。それと脳由来神経栄養因子を増やす事です。
脳神経幹細胞による脳の傷と機能の回復の詳い記事があります。
脳の傷を治す脳神経幹細胞 詳細はクリック
従来の治療法:2022年まで
初めてのPTSDの患者さんはトラウマのフラッシュバックが消えるまで、8ヶ月以上の施術期間が必要でした。
主訴は極度のうつ病で、その他にPTSDの症状がありました。極度のうつ病を治療していたら、気づけばいつの間にか、PTSDのフラッシュバックが消えていました。いつ、どの時点で、フラッシュバックが消えたかは不明です。
PTSDを狙った治療ではありません。治る確かなメカニズムは分かりません。言える事は「全身の筋肉のコリにハリ施術を丁寧に施して、コリを解消できれは、きっとPTSDが治ります」。
治療ポイントが明確でない治療に見えますが、普通は治らないPTSDがハリ施術で治った。本当に誇るべきことが起きました。
施術法の進化:2023年から
施術法が進化しました、2023年から2024年の事です。
このページに上の方にある2024度の実績で説明した症例です。
一月でPTSDのフラッシュバックが消えました。その後もフラッシュバックはありません。 単にPTSDのフラッシュバックを止めるだけでなく、PTSDのストレスで出来た脳の傷が作る様々な症状を回復させる事ができました。
うつ病の不安症状、酷い睡魔、予定管理、時間感覚が悪い、判断力と集中力、パニック症だどです。
2023年の暮れから治療を初めて、2024年夏にPTSDが完治しました。十分に経過観察もしました。トラウマの記憶の書き換えができました。
PTSDの身体を健康体に戻す事ができました。
分かった事
2023年から2024年にPTSDを狙って治療できました。どこに、どんな身体症状が現れて、どこを治療すればいいか、分りました。実施した施術法は、これまでの治療経験の積み重ねの方法でした。PTSDが治療できました。
今までの時間は無駄ではなく、治療の方向性も合っています。
嬉しかったです。
トラウマの伝承とエピジェネティック
トラウマの記憶は脳だけでなく、肉体に刻まれた記憶もありました。要するに局所的な筋肉のコリを取ると、肉体に刻まれた記憶が消えました。心(脳)と身体が切り離す事が出来ない一体である事が、実感として体験できました。
トラウマの記憶は脳と肉体に刻まれた記憶です。世代を超えてトラウマが伝承されるとは、身体に刻まれた記憶の伝承であって、それがエピジェネティックの一つと悟りました。
心(脳)と身体は一心同体であり、身体(肉体)が変われば、心(脳)が変わります。今まで治らないと思われていたメンタル疾患が治ります。実際に治っています
書籍「身体はトラウマを記録する」
トラウマ治療の世界的第一人者であるボストン大学医学部精神科教授の
ベッセル・ヴァン・ディア・コーク先生の書籍の
「身体はトラウマを記録する」があります。2016年10月に日本で翻訳出版されました。発売後すぐに購入してメンタル疾患の勉強を始めまたした。
ベッセル・ヴァン・ディア・コーク先生は、トラウマとは「心の病」でなく」、「身体に刻まれている原因不明の症状」と言われました。
当時は心の病気のうつ病を、鍼灸のハリ施術で治療する、治せる、とはまったく考えていません。常識的に考えると心とハリは結び付きません。ましてやPTSDは、名前さえも知らない実感のない病気でした。
本を読むことで、メンタル疾患に関する深い知識を得れました。感謝です。トラウマは筋肉のコリであったり、痛みであると、漠然ながら読み取れました。
本を読んでから7年以上の時間が必要でしたが、ようやく「身体はトラウマを記録する」が実感として理解できました。鍼灸のハリ施術でPTSDが治せる事が分かりました。
トラウマの記憶は、
「身体に刻まれている原因不明の症状」ではなく、
「ストレスが作った脳の記憶と筋肉の記憶(コリ)」です。
2017年当時の記事は以下のクリックで読めます。
トラウマに鍼(はり)が効く 詳細はクリック
トラウマの負の連鎖
PTSDが治せます、世代を超えて伝承されるトラウマの記憶も消せます。トラウマの記憶で作られる負の連鎖を止められます。
来院して下さい。
パニック症
1人の治療をしました。治療期間はなんだかんだで1年近く掛かりました。2ヵ月程度でベッツうつテストで正常値になり、不安がとれました。治療も十分したので、残ったパニック症状は時間経過と共に消えて行くと考えていました。
しかしパニック症状は残ったままでした、実は深部にあった筋肉のコリを見逃していました。苦労をしながらも、そのコリは取れたので、パニック症状はほぼ消えと考えています。
それから施術技術も進化しているので、今なら6ヶ月程度で治せるのではと考えています。
起立性調節障害
2023年の後半に治療法が劇的に進化しました。
あるお子さんは、朝お母さんが激しく揺すっても全く起きず、意欲減と頭痛やらで学校に行けませんでした。進化した治療法で短期間で劇的に改善しました。学校に行けるようになりました。治ったと考えています。
★来院して下さい。きっと治せると考えています。
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